京都芸術大学学院 世界のアート市場 講師
開催日:2025年9月〜11月
https://a-c-k.jp/

紅葉が彩る季節、京都芸術大学大学院にて「世界のアート市場」の講師を毎週担当いたしました。
本講義では、世界のアート市場を構成する主要ステークホルダー、ギャラリー、コレクター、アートフェア、オークション、キュレーター等の役割と相互関係を構造的に分析。市場メカニズムの理解にとどまらず、その中で作家はどのような生き様と表現をしながら、ポジションを確立し、評価を獲得し、持続的なキャリアを形成するのかという戦略的視点を提示しました。
さらに、専門である金融の観点から、アートとファイナンスの接続可能性、資産としてのアートの評価軸、マーケットサイクルと資本の動向についても解説。文化と経済が交差する領域を、実務的かつ定量的な視座で読み解きました。
100分×8回の講義では、公開情報のみならず、現場で得た一次情報や意思決定の裏側まで共有。理論と実務を往還しながら、国際市場を俯瞰する分析力と戦略的思考力を養う時間となりました。
最終回は実践編として、京都を代表するアートフェアである**Art Collaboration Kyoto**に参加。実際のフェア会場をツアー形式で巡りながら、ブース構成、価格戦略、ギャラリー間のポジショニング、コレクター動向をリアルタイムで分析するフィールド型授業を実施しました。理論を現場で検証することで、抽象的理解を実践的判断力へと昇華させています。
アート市場を文化領域としてのみならず、戦略的産業として捉える視座を提示することは、企業・投資家・クリエイターにとって重要な知的基盤となります。
2026年度は2学年を担当予定です。企業連携や特別講義等のご相談も承っております。ご関心のある方はぜひお問い合わせください。



